うちの介護手帖

頚髄損傷で四肢麻痺の父を自宅介護しています。慣れない介護をしながらも 豊かな暮らしを不器用に目指して、自宅介護をデザインしていきます。

30になったら、親の不具合を覚悟すべき

漫画家の西原理恵子先生が、介護について書いています。
 
西原先生は、離婚した元・旦那さんの最期を看取っています。最初は旦那さんのアルコール依存症に付き添い、更に離婚した後に最期の時期に面倒を見ていたそう。気合いの入った愛情に尊敬します。
 
エッセイではこう言っています。
「介護について準備と覚悟をしておくのが大事。」
そして最後に言います。
 
二十歳の献血じゃないけれど、二十歳になったら考えるようにしてほしいですね
 
30歳過ぎの友人や先輩たちが、お母さんやお父さんを亡くし、
親が病気になったからと、地元に帰る選択をする友人もいて、
自分のまたは相手の親の具合が良くないからと結婚式を急ぐという話もよく聞きて。
30にもなると、親に何か起こるもんなのですね。
自分が40代・50代になってからの話と思ってたけど、、
 
保険についても、社会保障についても、何も知らない。何を基準に病院や施設を選べばいいのか、選択は何度でもやり直せるのか、家の改修は必要なのか。
分からないけれど、すぐに決断しなければいけないことはたくさんでてきます。
 
介護を始めて身にしみたのは、
1 介護は始まりだしたら止まらない
2 介護は情報戦
 
介護生活が長くなるにつれて、色んな介護関係者と出会い、情報をもらうようになります。生活のペースも分かってきました。
でも、初期のころは焦る一方でした。誰を頼ればいいのか分からない初めこそ、何か芯を持っているのが大事なのだと実感しています。