うちの介護手帖

頚髄損傷で四肢麻痺の父を自宅介護しています。慣れない介護をしながらも 豊かな暮らしを不器用に目指して、自宅介護をデザインしていきます。

30になったら、親の不具合を覚悟すべき

漫画家の西原理恵子先生が、介護について書いています。 http://www.kadokawa.co.jp/saibara/cat81/post-25.php 西原先生は、離婚した元・旦那さんの最期を看取っています。最初は旦那さんのアルコール依存症に付き添い、更に離婚した後に最期の時期に面倒を…

車椅子の父、映画館に行く

去年の大晦日に、家族でシン・ゴジラを見に行きました。 父は映画好きで、私が中学生のころはミニシアターや名画座に連れて行ってくれました。 シネスイッチ銀座と日比谷シャンテを梯子した思い出も 飯田橋のギンレイホールで待ちあわせした事も 思春期に父…

Hey siri, don't make it bad

もし父が怪我をしたのが10年前なら生活は全然違っていただろうなと感じるのは、 コンピューターテクノロジーの充実度が比較にならないからです。 不自由なく使えるのは、首より上だけ。首を大きく傾けたり、左右を向いたりするのも難しい。 目を動きや脳波で…

始めのごあいさつ

はじめまして。 2年前から介護をはじめました。 介護は百人百様といいますが、うちの介護を紹介してみようと思います。 父はスポーツ中に転倒し、頚髄損傷となりました。 頚髄とは首を通る太い神経管のことで、 脳と身体をつなぐ、とても重要なラインです。 …